明治二十二年三月一日(陰暦正月三十日)午前九時三十分
兵神分教会地所並びに東京出願の事、清水与之助、増野正兵衞両名にて願
さあ/\だん/\前々一つ事情、所々運ぶ処、皆揃うて一時治まる。どんな事も治まる。定かなで。又々理を寄せ。いかなる事情分かり来る。皆身上より運んで成程一つ安心、いつ/\一つ心。一寸十箇年というは、長くはない。つい通る。一つ心の治まる。心分かり難ないから、始め掛けたら一つ理、始め掛けたら治まる。十分運んで一つ十分守護。心置き無う皆揃うて日々という。
同日同刻、兵神分教会建築及神祀るに付願
(分教会所建坪四十五坪、住居十五坪、講社談示定まり、私共神戸へ帰り、神様より細き所よりとも聞かして頂き、だん/\一同相談致しましたるに、是より細く致しては却て講社人気も落ちるからと承り、押して申難く、此位にて御許し下されますよう、又、神様祀りますにはどちらの方角にして宜しきや願)
さあ/\尋ねる処、普請一条、方角どちらとも言わん。向もどちらとも言わん。大き小さいこれ言わん。大層思うからならん。皆心を寄せた理を受け取る。理が分かる。念を入れ、念を入れる事は要らん。寄り来る心これでこそ、皆ほんになあ。これだけ聞かして置く。
押して、井戸一箇所御許し願
さあ/\何かの処、心一つ、一時一つ心を揃え。これでこそ満足という。この理一つ/\守護という。さあ/\何かの処、心一つ、一時一つ心を揃え。これでこそ満足という。この理一つ/\守護という。