明治二十年五月九日(陰暦四月十七日)午後九時
刻限御話

さあ/\一寸刻限話、さあ/\どういう事、どういう道が付くやら分からん。急がし。どんな道が付くやら、ちゃんと分かりてあるで。何時やら分からんで。多くの人数が要るで。さあ、あっちもこっちも急がしいで。手が足らん。十分の道、どんと大きな道を造りゃ、ちゃんと備えを付けて置かねばならんで。今度は珍し道やで。さあ楽し。どういう水が出るやら。流れるとも分からん。何も彼も/\秋を合図に、どんな事も皆々この話して置かねばならんで。明治二十年五月十日(陰暦四月十八日)
増野いと裏向き通じ悪しきに付伺
さあ/\身の内処、どうでもこうでも、もう思わく通り、今一時処、どうでもこうでも定まる。定まらん処はいずれの心案じる。案じの知らせが掛かる。一つ所いずれの話、実と思えば案じる事は要らん。先々案じあるから、自由自在一寸身の内の処不足出来る。そこで案じ一つも要らん。成り行くよう、誠一つ自由自在。身の内案じあれば、先々案じは何もならんで。さあ/\身の内処、どうでもこうでも、もう思わく通り、今一時処、どうでもこうでも定まる。定まらん処はいずれの心案じる。案じの知らせが掛かる。一つ所いずれの話、実と思えば案じる事は要らん。先々案じあるから、自由自在一寸身の内の処不足出来る。そこで案じ一つも要らん。成り行くよう、誠一つ自由自在。身の内案じあれば、先々案じは何もならんで。

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