明治二十一年九月頃(陰暦八月)(陽暦九月六日乃至十月四日)
木戸上小三郎妻さつ伺(をびや許し願候処、安産致し女子てる出生致し候処、唇切れ有之その上より御伺)

さあ/\身上より尋ねる処、一つの安産願通り、これ違おまい。さあ/\小人の身に不足という処よく聞き分け。親々の処一つの思やん。神は救けたいが一条の心。めん/\は救けて貰わにゃならん理を聞き分け。めん/\若き至りでして来た事分からんであろまい。速やか一つの心を持ちて運べば、何を適わんと言うでない。めん/\の心を難しいでなろうまい。実の実なら誠の心。誠は天の理である。天の理なら、神は受け取らんやならん。早く聞いて一つの心を取り直せ、との諭し置こう。

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