明治二十一年三月頃(陰暦二月)(陽暦三月十三日乃至四月十日)
唄徳松身上伺(兵庫)

さあ/\身上々々処、一寸不足なる。いかなる事も聞き分け。遠く/\一つ理を尋ねる。一つ理を聞け。あちらでもこちらでもいかなる事案じる事、理一つあろ。所所理を聞けば尋ね、信心先々遠く遙々心運び、身の処一つこうある。どういう事であろ。どういう事案じる。常々一つ心を持っては案じる要らん。一代生涯いかなる理も聞き分け。互い/\結び、深き理浅き理、信心すれば先々道通り、世界見分け聞き分け。いつ/\遠く遙々歩む。家業の理も受け取る。一寸大層理である。一寸運ぶ中の理がある。一寸運ぶ。印ある。どうせにゃこうせにゃならんとは言わん。遠く尽す。身の処不足。心どういうもの。心案じ、常々思やん心に治める。この理諭して置こ。

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