明治四十年六月七日(陰暦四月二十七日)午前二時(大声にて)
,お-い/\。よ-い/\そりゃ行け/\。よい/\、今よい/\。そりゃ/\、うむ/\/\。
そりゃ、よい/\。そりゃ/\、わう/\。よろづよのせかい一れつ、(これはてをどり地歌の節にて)
教長御出席、教長よりずつのう御座りますか
(本席より)
毎度々々御苦労さん/\。
もう一月居たらなあ。もう一月居たらなあ。
教長より、一先ず踏ん張って下さるよう願います
どうでもこうでも踏み留めようと思えば、かんろだいへ願を掛けてくれ。
(御手を合わせらる。)
本席にはこの時合掌ありて後
神の事してみにゃどうもならん。
教長より皆揃うて御願いにかんろだいへ参ります
(本席より)
一時も早う。
教長初め一同かんろだいへ御願いに御出で下され、あとの言葉
どれ/\もっと行け/\。どれ/\もっと行け/\。
教長より只今かんろだいへ願掛けて来ました
(本席より)
有り難う。
精神有り難う。良うなってもどうなっても、有り難う/\。これで/\有り難う有り難う。皆の所へも落ち無く届けて貰いたい。
どうか、もしもの事あれば、半端と思うやろう。これは前々にも言うて置いたる。百十五才定命、二十五年縮める事思うてみよ。昨日の運び済んで、今日の運び滞り無く済んだら、案じる事要らん。
教長より、皆の者心配して居りますから、一先ず踏ん張って下されますよう
さあ/\一年なりとと思うは、席の望みである。なれど、いつ/\までも切りは無い。これが、一つ精神、皆々精神受け取りて居る。案じる事要らんで。さあ/\一年なりとと思うは、席の望みである。なれど、いつ/\までも切りは無い。これが、一つ精神、皆々精神受け取りて居る。案じる事要らんで。
教長より、もう一先ず踏ん張って下され度し、と申し上げ下されば
さあ/\もう一寸/\。
(席の言葉)
有り難う、有り難う/\。もうこれで結構々々。有り難う、有り難う/\。もうこれで結構々々。