明治四十年六月五日(陰暦四月二十五日)午後二時
本席身上苦痛激しくに付、教長初め本部員一同出席の上刻限の御諭

さあ/\/\/\、さあ/\又候々々、同じ事を/\今度という今度はもうなかなかの思わく。十分理纏まったる。纏まったるによって、もう話し掛ける/\。前々同じ事返してある。これが第一。あちらでどうこちらでこう、言葉という理多かってはどうもならん。そこで言葉の理纏まる。先々の先の先まで定まったる。言葉、これが第一道の宝やで。宝まで諭したる処、これやり遂げにゃならん。所々は暫し一つの宝が分かったと、これだけくどう/\言うて置く。偉いものやと世界から一つ、これは諭し一つの理で、心から供えてくれる日があるによって、しっかりと聞き取ってくれ。さあ/\日々もうこの苦しい中から、どうでもこうでも諭し掛けた道は諭さにゃならん。昨日より今日どうこう思う処、思うは理なれど、どうでもしん一つ心の事情から、皆々の心に一つ理映してくれにゃならん事である。これをよう取損いあってはならんから、これを取損い無いようにしてくれ。
恐れ入りますがしんと仰せ下さる処、本部員だけ定めたものでありますか、しんばしらに運んで理を定めて貰うたものでありますや
さあ/\もうどうでもこうでも理というもの一つである。殊に一つ理十年、十年掛かる事を百日に足らずして纏めるは、尚第一の事。そこで、何遍も同じような事くどう/\返して置くのや。成らん事せいと言うのやない。成るだけの事、それからそれへと理が治まって来るによって、これをしっかり聞き取って置け。
さあ/\もう何から何まで万事の処、委細承知したという処、皆揃うて一言述べに来い/\。

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