明治四十年五月三十日(陰暦四月十九日)午後三時
本席身上又激しく迫り、教長初め一同出席刻限の御諭
ウヽヽヽ、
ウヽヽヽ、
さあ/\、なあ話し掛けたる/\/\。仮家一条々々々々。何で一日の日になってから急く。急かにゃならん日が出て来る/\/\。返して/\、くどう/\/\諭すによって、必ず怪しう思うてくれな/\。長い年限の中には、いかなる事もある。今日の日待ち兼ね、待ち兼ね。ウヽヽヽ。
さあもうこれでなら得心やろ/\。ウヽヽヽ。
さあ何から何まで出来てある/\。出来てあるで。さあ/\/\、なあ、ウヽヽヽ。さあ/\こうしてどん/\話して居る間は、何にも知らん/\。心抜いて了うて神の心と入れ替えて、神が入り込んでどん/\話する。席の心何も知らん。神がじっと退く。又身が迫る。どうであろう/\、話通り纏まろか/\と思う。思う心、この心ならん。事情そうでなけにゃならん/\。そうでなけにゃならん。
さあ/\どうも話する処無うては、どうでもこうでも思う事出来やせん。何程苦しうても何程切のうても、未だ/\もちっと踏ん張ってやらにゃならん。踏ん張ってやらにゃなろうまい/\。さあ/\だん/\こうして身上長らくなれば、どうもなあと思うは無理やない/\。辛抱せえ/\/\。踏ん張れ/\/\。
だん/\運ばして頂きますから御身上速やか成し下されませ、と平野楢蔵より申し上ぐ
さあ/\もう話十分伝えたるによって、遅れても出来る。出来るに決したる。掛かってくれ/\。どういう事あるこういう事ある中に、出来るは不思議である程に。