明治四十年五月三十日(陰暦四月十九日)正午十二時半
本席中食膳の時身上御障り俄かに激しく、教長初め一同出席直ちに刻限の御諭
ウヽヽヽ、
さあ/\どうでちょとに行かん。ちょとに行かんが、心で今は行かん尚いかん。なれど、どうでも精神という道無くばならん。皆精神から出来て来る。この道元草生えの中から言えば、しんどの仕損というは教祖や。何も楽しみ無しに、一日の日の遊山もせずに越したはしんどの仕損。なれど、年限の間にほのかのように説いたる事が今の処にちょと見えてある。皆掛かりというは、ふわ/\したるものなれど、年限追うて組み上げたる。これから見れば、案じは一つも無い。心の案じあってはならん。今日の日待ち兼ねて/\せにゃならん。話ある。身上迫れば何でももう何とか話聞けるか、話あろうか、どうしたものや。思い/\で待って居るようではならん。皆説と言う。めん/\こりゃどうやありゃこうや。どゝの詰まり尋ねて出るがよい。そこでちょと今日は何でも彼でも諭さにゃならん。三枚五枚の絵図引き掛け/\。説から皆々考を付け。三枚五枚引き掛け。そこでどうせい、こゝはこうせいと、しっかりしたさしづに及ぶ。
この説/\、この説/\と説の図面引いてみよ/\。さあ/\どうじゃ/\。何でもない事や。思えば心寄せる。引いたからとて無駄と言うではない。この切なみの程余程応えるで。
さあ/\そうしてあら/\の図面三枚五枚の中から、これどうあれこうとこれから一つ纏まる。又一つ絵図又引き、三箇年という。そこから未だ思やんある。どうするやろうと思う。ちゃんと出来の成る中まで、皆思やんの中から出来て来るのやで。
押して、一統協議の結果、教堂は二十四間に三十間、御祭祀の処北向き、この事如何でありますや
さあ/\まあ/\引いてみよ/\。引かにゃ分からん。何ぼ/\何間何尺と言えばよいようなもの。皆々の心寄せてつゞまった処一日の日や。これだけ聞き分けてくれにゃならん。さあ/\まあ/\引いてみよ/\。引かにゃ分からん。何ぼ/\何間何尺と言えばよいようなもの。皆々の心寄せてつゞまった処一日の日や。これだけ聞き分けてくれにゃならん。
押して、教祖の処は東向きでありますか、と申し上げ
さあ/\まあ/\向き、建家の高さ、どれだけのものという処、一時諭し難くい。大半こうしてどうして、三年四年五年の説を立てゝみるがよい。そこから、一つさしづをするによって。さあ/\まあ/\向き、建家の高さ、どれだけのものという処、一時諭し難くい。大半こうしてどうして、三年四年五年の説を立てゝみるがよい。そこから、一つさしづをするによって。
しばらくして
さあ/\/\/\。
さあ/\なあ、さあ/\一日の日を待って諭し掛けたる/\。数々諭し掛ける。大半々々の処、当分の中に早く/\取り締まり/\、あら/\の取り締まりして置かにゃならん。もう掛かり掛けたらそれから急がし忙わし、どうでもこうでも忙わしてならん。一時放って置けんによって、これだけの図面引いたら、直ぐに持って来るがよい。