明治四十年四月八日(陰暦二月二十六日)午前八時半
まさゑの事に付、十年来以前川久保との縁談の事に付、おさしづの内に理の発散出来ん事ある故、理の発散すれば宜しと申して居りますと、政甚より勝手に願

さあ/\そういう心が間違うたる。そんな事ではならん。縁談尋ねる。成る事もあれば成らん事もある。通る事に前々の事言うた処成らん。成らんが、事情よう聞き分け。どんな事も発散。しんばしら、控え柱と言うたる。教祖存命より伝えたる控え柱さえも、どうもならん。雛形あるやろう。そんな事いつ/\まで心に畳み込んで居ては諭しようが無い。十分心を治めて、ほんに成程と言えば、不孝々々取り消してやる、と伝えてくれ。成らんもの/\、成らんものは、とても/\もう一度のさしづ出来ん。とても/\さしづ尋ねるに到らんものである。
縁談結んだ事、十年も経てど、未だどうやこうやと心に思て居ては、間違うた心であろう。子供一人二人あれども、あちら離れこちら離れする事ある。一生一代と言うて結んだ理であろうが。どういう道もあろう。これ聞き分けてくれ。聞き分けにゃ、道という道はありゃせん。

仕切りて運ばして頂きますと、飯降政甚より申し上げ
さあ/\仕切りてくれ/\。さあ/\仕切りてくれ/\。
長らくの間心配掛けましたが、運びを付けますから御許し下され度しと申し上げ
心ほどかにゃならん。十年二十年親に苦労掛けて居たんや/\。どうこうはいかん。十分成った事でもいかん事ある。十分結んだ処がいかんというは、いんねんと言う。いんねんというは心の道、と言うたる。心の道と言うたるで。心ほどかにゃならん。十年二十年親に苦労掛けて居たんや/\。どうこうはいかん。十分成った事でもいかん事ある。十分結んだ処がいかんというは、いんねんと言う。いんねんというは心の道、と言うたる。心の道と言うたるで。
本人これへ連れて出ましたが
強ってどうせいとは言わん/\。心というものある/\。強ってどうせいと言うた処が治まらせん。心さえ治まったら、何かの事もどんな事でもいかな事でも曇りというもの無い。どうも取損いあってはならん/\。今日の日何と思うか。僅かの日延ばし、何から何まで心を治め、心を治めて一日の日切ってある。これ何と思て居る。そういう事ではならん。よう聞き分け。前にこうやったこうあった、これ、ほどけん/\というは、さしづは出来ん。どういう事も、皆遠く所にも近い所にも皆ある。事情尋ねる。尋ねるは治まる。治まらんというは、十分と思ては十分治まらん。十分あたゑあっても、どうもならん。早くこれを又一つ心に治めて、どうでもこうでも、今日の日は、何とか彼とか満足与えてくれ。与えてくれにゃならん。これよく聞き取って諭してやれ/\。
一人兄弟拾うたと思てやれ/\。

しばらくして
もう一寸には、解けと言うたらどちらやらと言う。治まる。治まれば遠からず楽しみある/\。一代これも思て苦労したと思うてくれ/\。聞き分けて諭してくれ。怖わい事も恐れる事も一人もあらせんで。これだけ諭したら十分であろ。金銭で買わりゃせんで。ウヽヽヽヽ。もう一寸には、解けと言うたらどちらやらと言う。治まる。治まれば遠からず楽しみある/\。一代これも思て苦労したと思うてくれ/\。聞き分けて諭してくれ。怖わい事も恐れる事も一人もあらせんで。これだけ諭したら十分であろ。金銭で買わりゃせんで。ウヽヽヽヽ。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です