明治四十年四月三日(陰暦二月二十一日)午前二時過
やしき取り除けの事申し上げ後の御話(居合わせし者桝井伊三郎、板倉槌三郎、島村菊太郎、飯降政甚の四名)
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さあ/\日々勇んで掛かれば、どんな事でも出来るなれど、あちらで心配こちらで心配、どうであろうこうであろうと思う。何よの事も一年掛かり三年掛かり、五年掛かりても、ろくな事出来やせん。そんな事ではどうもならん。皆々一つ心に万事一つの心から勇んで掛かれば、神が自由。何から何まで一時に見ゆる程に。さあさあ身上もこれから暫くじっとさすで。日々可哀そうなもの。寝るに寝られん。これは辛いであろう。まあ傍々も困る。身上は暫くじっとさゝにゃならん。
さあ/\まあ/\これから先々鳴物黒衣を着て、楽しんでやろう/\/\。やるでやるで。黒衣楽しんだ/\。鳴物々々、鳴物出りゃ行こう/\。行くで。行こう。わしもお前も行こう。あっちでもや、こっちでもや。行こう/\。鳴物々々、琴、三味線。わしも出よう/\。これ世界の話、世界の人気皆の心で楽しむ。ウヽヽヽ。さあ/\まあ/\これから先々鳴物黒衣を着て、楽しんでやろう/\/\。やるでやるで。黒衣楽しんだ/\。鳴物々々、鳴物出りゃ行こう/\。行くで。行こう。わしもお前も行こう。あっちでもや、こっちでもや。行こう/\。鳴物々々、琴、三味線。わしも出よう/\。これ世界の話、世界の人気皆の心で楽しむ。ウヽヽヽ。