明治三十九年三月二十二日
招魂祭十年祭の時には奈良県だけ致しましたが、この度は四師団全部招待致しましたらと相談でありますから、如何の事に致して宜しきや願

さあ/\何から何まで、尋ねにゃ分からん/\。尋ねば、何か皆順序の理諭し置こう。さあ物事というものは、大き事もあれば小さき事もある。そこで皆々心の談示談示幾重もあるであろう。よう一つ考えてみよ。さあこれ二十年祭と言うて、疾うくから皆々日々心に掛けて働いた。世界一度に打ち開きたるもの。さあ前々から説かにゃ分からん。そこで順序の理諭す。鮮やかにして、ほんにこれでこそと言うは、道と言う、理と言う。大きしたさかいに、あちらどうこちらどうという事あっては、何をしたんやらというような事あっては、何もならん。大き心を持ちて、小さい処十分の理に運ぶなら、皆々所々成程と言う。大きしたさかいに、不都合あっては、折角の事無になる。大き事を望むは十分の心なれど、国に一つ運び、又所々あちらの師団こちらの師団これは望む。何時でも許すによって、これは十分と運ぶがよい。
奈良県と師団と申し上げ
さあ/\尋ね返やさにゃならん。詳しく尋ねにゃ分からん。一箇国十分にして、所所の師団々々という中に、何か交際と言う。疾うから話して居る。それは皆々話してくれ。大き心は、八方という心は、それは未だ/\。大きな事して多分寄せたさかいに、不都合あってはどうもならん。丹精はあちらこちら、国に十分尽す。所々の師団は何ぼでも許すによって、運んでやってくれ。
さあ/\所々、これだけしたいという処は、運んでやるがよい。

師団全部で遺族凡そ四千余りありますが、これは悉く招待致したものでありますかと願
さあ/\諭しても/\未だ分からん。他に将校だけは、あちら一寸こちら一寸、心に掛かるだけ運んでやってくれるよう。さあ/\諭しても/\未だ分からん。他に将校だけは、あちら一寸こちら一寸、心に掛かるだけ運んでやってくれるよう。
押して、日限の処は陰暦三月二十九日に願
さあ/\尋ねる処、それは十分満足。何時なりと、心置き無う運ぶがよい。さあ/\尋ねる処、それは十分満足。何時なりと、心置き無う運ぶがよい。

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