明治三十八年十二月三十日
松木幾太郎三十一才身上願(高知部内愛新支教会会計課)

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上という一つ事情、尋ねる事情、些かなるまでのようと思うなれど、どうもいかん/\と、事情一つ尋ねるであろう。尋ねるから順序一つ理諭し置こう。さあどういう事こういう事、身上に不足なってどう思う。事情治まり無く、順序の理心にあって一つ事情どうでもならんから、一つ尋ねる。一つ心の理であろう。それは人間心である。よう聞き分けにゃ分からんで。一度こう一つ心の理どうこう治まり付かん。身上は余程大層の事情なれど、一時どうとは無い。よく聞き分け。日々どうこう、これでと、十分という心定めて、よく聞き分け。さあ身上不足なりて、たんのう出来やせん。なれど、たんのう前生いんねんのさんげである。さあめん/\これまで尽した理受け取りある。楽しましてやれ/\。この理一代と言う、思うない。さあ内々の処も楽しましてやれ。これだけ順序諭し置くから、皆その中に籠もりある程に。

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