明治三十七年十月二十二日
富田伝次郎妻たき六十才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\身上さあ一時事情一つ理尋ねる。尋ねるには、もうよく/\の理であろう。尋ねるは、よく/\の理であろう。どうでも成らんどうでも行かんと思うは、日々心という、一つ理尋ねる。身上不足成る。何故こう成ると日々思う。一つ尋ねるから、何かの理も諭するによって、よう聞き取らにゃ分からん。さあ/\この道という、容易であろうまい。前々長く間では、いろ/\一つの理。年限という理思うて、よう/\の理成る成らん、思うだけの心は尽してある。日々働いてある。日々尽した理は、日々の理で受け取りてある。尽せば尽すだけの理ある。又身上という、心大きい持ってくれねば、発散出来ようまい。しっかり聞き取りてくれにゃならん。さあ道という、年来に重なり/\、年限の理より出来た道である。さあ何よの事も世界に映しある。働いた理は金銭ずくで買えるか。さあどう成る。さあ心という、働いた理世界に現わしたる。身上に不足ありてどうと、早くなあと思う。さあ/\身上前生人無くなり、こう成るどう成る。前々には可愛なあ、又候この理心に掛けず、先ずこれから何でもと思う大き心を持ってくれ。さあ/\何時とも分からん、というような心を持たず、この心に治めてくれ。成っても成らいでも、どうぞしてもという、この心将来末代という。心に楽しんでくれ。満足心に与えてくれ。日々に弱るなあという心を持たず、楽しんでくれ。人間という、一代切りと思うから頼り無い。なれど、そうやない。末代という。この理金銭ずくで買われん。これ世界に映しある。成ろう言うて成るものやない。天然という、この心を持ってくれ。さあ一時どうとは無い。なれど、早く発散々々。嬉しいなあと、これを早く心に。この理、発散して治めてくれるよう。

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