明治三十七年四月二十二日
平野楢蔵身上眼なり脳が上ぼせ耳が聞こえ難くう御座りますという処の願

さあ/\尋ねる/\。さあ何でも彼でも尋ねにゃなろうまい/\。身上堪えられんという事情、いかな事であろう、どういう事であろう、と思う。尋ねる/\。尋ねたら又一つさしづに及ぶ。皆よう聞き分けにゃならん。どういうものでこういう事になる。どうもならん。いろ/\思う中に、又さしづは味のあるものと思う。その味のあるさしづ、しっかり聞き分けにゃならん。よう聞き分け/\。年来々々何年後々々々一つ事情、心に一つ/\知らん者あろうまい。生きて居る者は皆知って居る。どんな事も知って居る。これから諭す。よう聞き分け。一時初めは分かり難ない。たゞ一つ蓋を開けたら何がある。蓋が取ったら、何があるやら分からなんだ日があった。世界一つから引き比べてみよ。皆蓋取ったら、どんな者も分かる。まあ珍しい処から一つ/\名が下り名が出来、所々それよりどんな事も日々聞きて居る。小さい処大き取れ。大きい取れば、よう聞き分けて、真実答え無くばならん。日々尽した運んだ理あればこそ、あればこそ、姿ちょい/\見えてあろう/\。中に苦しみの道通って居る/\、運んで居る。これ歎くやない、悔やしむやない。どういう処見えるやら、もう危ない所怖わい所が楽しみ。危ない所まさかの時の台という、俎板という。どういう事もせにゃならん。たゞはい/\ではなろうまい。俎板という台持ってくれ。一人から一人のさしづやない。皆々その心に台という心治めてくれにゃならん。身に苦しみは言うまで。又道のため国のため今立て合い、どういう事に成るもこういう事に成るも、一つ俎板という事聞き分け。これだけ諭したら、どういう事に悟ろと、どういう大き理出そうと言うても、成る。歎いた事ではならん。よう聞き分け。いつ/\さしづにも一日の日と言うて及んだる処ある。これ聞き分け。艱難の道通りた理は、皆見える処働きた理という。身上は案じる事要らん。案じる事要らんで。長い道筋一つの処、始め掛けたる処から、艱難の道という。世上にはいろ/\言う者あろう。言う処無くば、一つ分からせん/\。小さい処は、誰の目にも掛けるものやない。日を伝えて居る。あれやこれやと敵無くば行かりゃせん。どういう事あるやら分かりゃせん。今日のさしづいつに出るやら、分かりゃせん/\。この心持ってくれにゃならん。
押して、台と仰せ下さるは、分教会の事でありますか、本部の事についてゞありますかと願
さあ/\分からにゃ、尋ねにゃ分からん。よう聞き分け。合図立て合いと言うたる、合図立て合いと言うたる。善い事にも又悪い事にも、取らにゃならん。どんな合図立て合いあるやら、年来に伝えたる/\。又手も付けたる。その日来たら、どうでもこうでもと言う。その時一人台という。どういう事なら俎板という。どういう事もこういう事も、その上で分かる。これ一つ、しっかり聞き取りて置け。さあ/\分からにゃ、尋ねにゃ分からん。よう聞き分け。合図立て合いと言うたる、合図立て合いと言うたる。善い事にも又悪い事にも、取らにゃならん。どんな合図立て合いあるやら、年来に伝えたる/\。又手も付けたる。その日来たら、どうでもこうでもと言う。その時一人台という。どういう事なら俎板という。どういう事もこういう事も、その上で分かる。これ一つ、しっかり聞き取りて置け。

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