明治三十六年十二月五日
上原佐助娘ふさ十九才身上願

さあ/\/\尋ねる事情/\、さあ/\どうも身上もう何と身上、身上に掛かる処、それ/\も心に掛かるやろう。さあ/\よく何かの処も心中の一つ思やんして、さあ/\掛かるものと、身の内の苦しみと、それ/\他に外々の処、これ身上事情心に事情心である。一つ事情もう定まった事情、一つ諭するによって、よう聞き分け。又候々々又々身上家内中それ/\もう思い/\の日を送りて来た。よう思やんしてみよ。皆々一つの心の理道の理楽しむ一つ、これ思やんせい。年々の中一時のそれそれの理もあろう。又成り来たる理一代通らにゃどうもならん。そこで心という、皆々それ/\も二つ三つ一つ心を合わせ、道ならこそという。それ/\一つの理よう聞き取りてくれ。どうなろうこうなろう、これ皆一つの心と成りて心の中の心と言う。さあそこでよく聞き分け。成って/\から一つ理と言うてもどうもならん。そこで、それ/\心をよう取り治め。ほんにそうやと一代も長く皆々心を持ってくれ。そこでそれ/\心を治まりたら、治まりとなる。どういう事もさしづの中に籠もりあるで。身上の処一時案じる事要らん。これだけ一寸諭し置こう。

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