明治三十六年十月十四日
永尾徳松次女久子十五才五月十五日より身の障りに付願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上という一つ身の内という事情、いかなる事と思う処、どうもならんどうもいかん思う処、ならん事情から余儀無く事情一つ尋ねるであろう。尋ねるから、又事情諭す。どういう事も諭す。よく聞き取りてくれにゃならん。この道元々何処其処どうでもいかん、どういう事であろう思う。長々の理の処で、それこれあろう。何たる事であると、思うやろう。さあよく聞き分け。道から一つこれまで幾多の道もあった。又どうなると思うた事もありた。何でも一つ心、理は一つと、年限通りた中であろう。年限の中それ/\どうこう。なれど一つ心どうもならん。一人これよう聞き分け。どうもならん身上事情、余程大層事情である。なれど一時どうとはない。が、大層。どういう事もこういう事も、皆それそれ何ようの事もよう聞き分け。通るだけの道は通らにゃならん。身上に掛かる。皆それ/\時々事情諭したる。さあこの理を聞き分けてくれ。どうでもこうでも、成るもいんねん成らんもいんねん。成らん成る、この理により事情どうなりと一つ取り直し、成っても成らいでもどう成りてもと、世界一つ諭す中の理籠もりある。この理一つ聞き分けてくれ。さあ/\しっかり聞き分けてくれ。

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