明治三十五年三月二十四日
森田清助妻むら四十六才身上願(東愛部内)

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上事情尋ねる/\。さあ/\身上尋ねるには、何でもならん、どうでもいかん、何が間違うてあろ、どういう事でいかんであろと、いろ/\尽すなれど、どうでもいかん、どうでも鮮やかならんと一つ尋ねる。尋ねるから、さしづ諭し置く。よく聞き分けにゃ分からん。何が間違うてあろ、何が違う、どういう事であろという事は無い。間違いあって成り立つものやない。よう聞き分け。これまで長い道中道すがら中に、どういう事もこういう事もあろ。容易やなかった中に、どういう間違いであろ、と思うやない。皆々諭す中に、身の内かりもの諭す。諭す中にも、めん/\もそのうちの理であろ。自由ならんが、かりものであろ。これを聞き分けにゃ、分かり難ない。さあ一寸には成ろまい。よう聞き分け。成っても成らいでも、どうでもこうでもという。さあ人間一代という心あるから、何でやろ、こんな事、と心に沸かす。よう聞き分け。道という、将来末代の理であろ。又、所には、一つも紋型無い処から一つ固まりという。この理心に治めて、いかな事も楽しめ/\。いかな事も諭す中に皆籠もりある。一寸は行かんなれど、又々という。これを聞き分けてくれるよう。

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