明治三十五年九月十七日
堀内与蔵五十四才身上願

さあ/\/\尋ねる事情/\、どうも心得ん。心得んから尋ねる。尋ねるから一つ時々理を以て諭したる。どうも心得ん。どうこう日々の処、この事でほんのなあと思うてはならん。これは思う一つ心はどうもならん。十分々々運んだ理、運んだ理を、よう聞き分け。どうやこうや、何処どうじゃ/\と言う。事というものは、日が経てば仕様いゝもの。なれど、一寸こういう際に、一寸難しい。又何よの事も関係に及ぶ。皆それ/\心にあるであろう。一寸たゞ何事も聞き分けてくれにゃならん。どういう事と言えば、人は何でも構わぬ、我が身さえと思う。何よの事、どういう事、何も彼も強いもの、これ心を痛むから思う。この一つの理聞き分け。一時の処は一つ心さえ治まる。心さえ治まれば随分治まる/\。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です