明治三十四年五月四日
植谷亀吉身上伺
さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上に心得ん、いかな事と思う。尋ねるから、諭し置く。心という一つの理、道という一つの理、この一つの理十分運び、親という、だん/\心を尽し心を尽した理は日々受け取ってある。いかな事で身上心得んと思う心が心得ん。又候々々親共に心を案じてくれる。大きい心に成れ。道というは末代の理。人間一代と思えば頼り無い。何をしたんやらなあ。道というは末代の心。道に付いたる。末代の理。又候なあ、又心得んなあ、すっきり忘れて了え。しっかり心を定め。身は一代心は末代。この心定め。親というは艱難の道を通り、理というは末代。又候々々案じ心は持つな。案じた分にゃならんで。しっかり/\。