明治三十四年一月十八日
渡辺和三郎身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上一条一つ理を尋ねる。さあ/\いかなる事であろ、どういう事であろ。皆それ/\から道理運び、なれど何の印無いなあ。成らんから尋ねる。尋ねるから、又さしづ及ぶ。身上どうも一時なあ、又中にも思う。あれこれだん/\心運ぶ中に、どうもなあ思う。よう聞き分け。道があって、一つ心たぁて一つの心なれど、身上いかな事と思たら、ころりと違う。よう思やんして、頼りになる者頼りにならん/\思う。頼り無いなあと思うなれど、思うやない。年限尽した理は、受け取りある。一代と思たら頼り無い。なれど、所に何も紋型無い処に、理治まりたる一つ理、人の心から始め掛けたる。この人の理以て治めたる。頼り無いと思うな。長い短いは、為すいんねん事情の理。人にたんのうさし、又皆心の理があろ。これ楽しみ、たんのうさし、身上余程順序からどうもなれど、早く聞かして、楽しみあれば、又一寸何であろ/\。真実この理聞き分けて、又先々までの処まで、たんのう。こうのうの理は、末代の理に受け取ったる。これ聞かして、十分たんのうさしてくれるよう。

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