明治三十四年一月十三日
古川太十郎三十一才身上願(防府支教会長)
さあ/\尋ねる事情/\、どうも身上が長らえて身上が心得ん/\。いかなる事であろう、日々の事であろう、尋ねる。尋ねるから順序の理を諭する。いかなる理も、取りよ聞きよで間違う。しっかり聞き分けて諭してくれ。身上が長らえて心得ん。どういうものであろう。長らえての道は、日々の理は日々に受け取りある。そんならこの身上がいかなる事であろうと、日々の中にこんな事ではと思う。人間というものは、一代と言えば頼り無い。なれども、道をしっかり治むれば末代である。心にたんのう治めてくれにゃならん。この身上不足なりて、たんのう出来やせん。なれども、これというものは、世上の難を見て聞き分けて治めてくれ。めん/\も一つの理である。そこで、たんのうすれば、前生さんげの理に受け取る。身の内の痛み悩む中にたんのう。身上はどうなろうと思うやない。一時心にこうであったなぁと、これ一つ諭し置こう。