明治三十四年十月十三日
教校教室二棟出来上りに付、後へ事務室二十間に五間物を建築致し度く願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ前々に皆事情以て尋ねるからは、事情の理はすっきり諭したる。建家々々という、二箇所は十分許しあればこそ、出来見て楽しみ。又後一つ尋ねる。尋ねば、事情は許さんではない/\。これはどうでも無けにゃならんから、許す。なれど、出け上がりたら移さにゃならん。これだけしてどれだけして、という事は許されん。許されんというは、どういうもの。よう聞き分け。この道というは、不自由勝難儀仕勝、何言うも彼言うもあろうまい。この道の初め三十八年あと勤め場所/\という。だん/\世界という。今一時やない。年限数えば、三十八年あとからだん/\精神定めて通り来た者、何人あるか数えてみよ。調べてみよ。こゝまで作り上げるは容易やない。何か小さいものから、何も要らん/\と言うて、それから出けたる道。その理で作り上げるは、どんな事でも出けるなれど、人間心でしょうと言うた処が、神がじいとすれば、出けん/\で。これだけこうしてと言うは、ならん。皆不自由勝というは、前々諭したる。よう思やんしてみよ。未だ/\出け上がりたるもの何も無い。さあ、月々祭典という。さあ雨が降れば畳上げる/\。そら/\と言わんならん。さあ中に錦を着ずして、外に錦を着ては通られん。日々暗がりではならん、暗がりでは通れん。夜の暗がりは通れるなれど、昼の暗がりは通れん。これをよう聞き分け。出け上がりたら移そ/\。皆半端という処からするやろ。これをしっかり聞き分け。
教員室と付属建物だけ建てさして頂きます願
さあ/\ならんものだけは、こらどうもならん。一日の日も無しには居られん。どうでもこうでもせにゃならん。せにゃならんが、よう思やんせにゃならん。さあ一時建家の処は許そ。公然許そ。さあ移さんならんで/\。さあ/\ならんものだけは、こらどうもならん。一日の日も無しには居られん。どうでもこうでもせにゃならん。せにゃならんが、よう思やんせにゃならん。さあ一時建家の処は許そ。公然許そ。さあ移さんならんで/\。

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