明治三十四年七月三日
畑林やす四十九才目の障り願
さあ/\尋ねる事情/\、どうも身上に心得んという、第一事情どういう事であろう思えども、一つ理が無い。どういう事の間違いであろう、何であろうと思う処、尋ねる/\理に諭し置く。身上は不足なれば言うまで無く、心に果たした事尽した事忘れて了う/\。なか/\そうやない。速やかさしづするが、そのさしづよく聞き分け。もう一度ならず二度ならず、皆大難小難事情、この一つ事情心に治め。身がどうなってもという理治まったら、成らんではない。たゞ、尽した事運んだ事忘れて了う。取り違いある。それではならん。たゞ一代の事のように思うたら違う。皆心に前々事情が重なったる者もある/\。それより道の理に精神立ち替わりて運ぶから、大難小難と言う。よう聞き分けにゃならんで。なか/\身上不足なったる中、たんのうは出けやせん。なれど、たんのうは前生さんげという。この理速やか伝えてくれ、と、さしづしよう。