明治三十四年五月十五日
本席御身上に付願

さあ/\だん/\尋ねにゃならん/\。尋ねにゃならんが、これ尋ねる道理を尋ねて、心という理が無くば何もならん。こゝよう聞き分け。どういう事を諭すなら、皆々日々は道のため一つの理のため、めん/\それ/\通りてこれ運んで居る尽して居る。これはよい。一つの中これ前々中一つ時という事も一寸ほのかに諭しある。一日休み/\、又翌る日運んで満足与えて、皆々それ/\の心も休まる。又、今度という一日二日も未だや/\。だん/\一つ/\理重なれば、一つよう聞き分けにゃならんで。これ/\どうという事を諭すなら道の上、道の上は楽々のもの。難しい事打ちやってはならん。又一つ、通りよい道だけ通りて居ては通り難くい道来る。一つ道理に適わぬ。これから聞き分け。いつ/\まで親に抱かれて居ては、欲しいと言えば与える。欲しいだけ与えば、これは楽のもの。親の代わり、代わりするようになれば、めん/\苦労すれば分かる。又一つ、身上から事情よう放って置けん。日を送れば、どういう事であろう。一つ/\遙々運んで、一日の理に治まりたら、一日の日又遅れる/\。心の理差し入って働かにゃならん。さあ/\皆時を以てさしづした理もある。又身上からさしづした理もある。これまで仇なさしづしてない。間違うたさしづしてない。なれど、勝手から濁り/\さして通り切ってある。度々あって及ぶからどうもならん。どうしょうと言うたて、表へ現われてさしづする理は、をや存命一つ、教祖の理という中にあれば、これはどうして置こう、これはこうして置こうと、さしづに濁りを打つ。濁りを打つさしづは要らんもの。人間の一つの心で、どうと思えど、ならんで。理をよくこれ聞き分け/\。今日まで道すがら艱難苦労通りたやろう。これよう聞き分け。通りよい道通りてからは、通り難くい道通られん。幾名何人重なりたとて、一日の席休んだら、満足与える事出来ようまい。通り難くい道から出たもの。よう聞き分け。さあ/\席と言うて日々の処、事情を運び、それ/\満足理与えるは、教祖存命の理も同じ事、あちらどれだけどうして置こう、これだけこうして置こうと、決まってからどうする事も出けん。実地を見て一つ鮮やかなもの。実地から見ればほっとしたもの。これ一つよう聞き分けてくれ。時を外ればどうもならん/\。一つ/\諭す間に何も彼も定めて、世上の道は、あちらにも一寸こちらにも一寸、道が付いてあるのや。元々、元忘れては、一つの理を取り返やしの出来ぬような事出来てから、どうもならん。これ一つ、よう聞き分けてくれ。
一同協議の上再び御尋ね申し上げると言いし時、しばらくして
さあ/\まあ数々さしづ。一寸一つ諭し掛けたら、諭し切らにゃならん。席は三四日前一つ切なみ日も通り、そこで、一日の日も早くという/\。皆々満足を与えてやらにゃならん。今日の日/\、理を以て尋ね出る。身の一つの切なみあれば、放って置くのやない/\。さあ/\まあ数々さしづ。一寸一つ諭し掛けたら、諭し切らにゃならん。席は三四日前一つ切なみ日も通り、そこで、一日の日も早くという/\。皆々満足を与えてやらにゃならん。今日の日/\、理を以て尋ね出る。身の一つの切なみあれば、放って置くのやない/\。

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