明治三十三年九月二十六日
植谷梅松三十一才沢田善助娘とめ二十五才縁談事情願

さあ/\尋ねる事情/\/\、縁談一つ事情尋ねる。尋ねるからは、一つ事情一つの理に諭そ。縁談というは、よう聞き分けにゃならん。夫婦二人は言うまでもない。親々言うまで。夫婦一代一つ心、その心理に、どうでもこうでも二人、二人の理に心が治めるなら、何時なりと許し置くで。この理聞き分け。さあ/\許し置こう置こう。

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