明治三十三年九月九日
佐々木兼太郎三女芳十二才以前身上障りより事情願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\子供々々という。子供、どういう障りてあろ。まあ一寸々々これが障りてあろ/\。どういう事の障りてあろか、思い/\日を送りたる。順序尋ねにゃ分かろまい。尋ねたら、いかなさしづあろと思う処、容易ならん事情諭す。日々という、道理一つ。今日の日、まあ/\長い年限の間、これまで/\道の事情通り、どういう事であろ。めん/\言わず語らず、通りたる理あろ。なれど、通りたる精神一つ持って今日の日。何か真に治めてくれ。遠い近い言わん。遅き早きは言わん。事情は五つ指五本の如く結び込んだる。めん/\所々万事心に掛かりて心に治め。心に掛かるは、天然。天然という理を、真の心に治め。万事の理ある。又子供理ある。万事治め。万事安心。案じる事要らんと、しいかり聞き分けてくれるよう。