明治三十三年六月三十日
畑地音松父宇左衞門身上願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上という一つ理を尋ねる。尋ねるからは、一つさしづしよ。さしづは、どういうさしづであろうという。もう長い間なか/\成らん中、十分通りたるこうのうは十分受け取りある。受け取りあればこの身上どうと思う。そら必ず思わず。道尽した理は、将来末代の理に受け取ったる。一つたんのうさしてくれ。一つ道、長い道、皆それ/\心以て、どういう事もこういう事も通りたる。これから長いというは楽しみ。なれど、身上迫ると思う。そらたんのうさしてくれ。こうして通りたる理は、将来の理に諭す。どうでもこうでも放って置かれん、捨てゝ置かれんと言う。一つ、救けにゃならん救からにゃならん。身上どうと思う。よう聞き分け。長い年限の間であった。たゞ一代であるという、そら末代の理。紋型無い処、道付いたる処、将来末代理はどう、この通りたる忍耐心に理ある。これ早く諭して、早く満足与え。一時どうではない。なれど、余程大層々々。その心で早くたんのう。又後々順序ありて、捨てゝ置かん放って置かんという理。すれば、後々満足十分の理である。