明治三十三年六月二十五日
吉田梶太妻ムメノ三十七才右食指障りに付願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上にどうも一時に堪えられん、どういう事であろ。皆それ/\から心集めて尋ねる。身上から尋ねる/\は事情という理という、皆んな心得まで万事諭す。よく聞き分け。どういう事諭すなら、皆んな中、これもどれも心理というは、何がどう/\事は、五つ五本の指と諭したる。皆聞いて居る。一人煩いと言わん。同じ皆んな惣々の事と諭す。よう聞き分け。皆五つ惣々なら、いんねんと言う。同じ一屋敷という理以て治めて居る。一屋敷五つ五本の指と治めるなら、治まる。めん/\五つの指と言う/\。同じ事なら、五つ五本の指と治め。そうすれば自由自在。皆こうしてこうとすれば、拵えたるもの組んで行くも同じ事。一時の処越したる。皆んなの理に諭す。よく聞き取ってくれ。
押して、痛む時は食事もいけませんが、この辺如何の事でありますか願
さあ/\もうこれ何かの事、食事が味無い/\思う。なれど案じる事要らん。こうなればどう/\、一時案じる。案じる事要らん。皆々心何か理は一つであるによって、めん/\なあ、五つ指と言う。めん/\なあと言うは心ある。誰彼無く聞き分けて、堪いられんというは、五つ指と諭し置こう。これだけ諭して置こう。さあ/\もうこれ何かの事、食事が味無い/\思う。なれど案じる事要らん。こうなればどう/\、一時案じる。案じる事要らん。皆々心何か理は一つであるによって、めん/\なあ、五つ指と言う。めん/\なあと言うは心ある。誰彼無く聞き分けて、堪いられんというは、五つ指と諭し置こう。これだけ諭して置こう。