明治三十三年六月四日
峰畑為吉妻まつ四十一才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上は一時心得んという、身上尋ねる。さあ/\身上はこれよう/\の理に二つになって日柄と言う。すればどういう事であろう。身の処一寸どうであろうと思う。何かの事も、ものという、理というは、良き時ばかりなら何も言う事無い。日々楽しみ中に、これではというは心に堪えられん。たゞ心一つに持ってすればと、順序諭したる。何か掛かりては、楽しみあろまい。心に掛かりあれば、夜も心配せにゃならん。楽しみ無い。もう危ない処怖わい処、一人の煩いは皆んなの煩い。たゞ心真実々々々から始めたる。これ皆心に治めてくれ。こうなればどうなろうと、思わにゃならん。思わにゃならんが、よう聞き分け。どういう事あるこういう事ある。世上に何と思う。それでは真実心に添わんと諭し置こう。これだけ諭したら、どんな事も定まる、治まる。よう聞き分け。身の処余程事情々々一寸大層であるで。中の理に含む一つ心は、大半これでと言う。余程解け難くい。なれど、一つ/\めん/\身上と定めにゃならん。定めにゃ真実治まり難くい。この理諭し置こう。よく聞き分けてくれ。
押して役員の処、十分解け合いますが、身の処いかゞな事でありましょうか、一寸伺い
さあ/\身の処というは、一時の処は余程大層。一つの理皆惣々中、切るに切られん。互い扶け合いという心治め。更わりても/\、心は末代の理と治め。一代と思てはどうもならん。さあ/\身の処というは、一時の処は余程大層。一つの理皆惣々中、切るに切られん。互い扶け合いという心治め。更わりても/\、心は末代の理と治め。一代と思てはどうもならん。
地所の処より、村にごて/\ありますが、この辺でありましょうか
さあ/\道があって一つ心寄って居る。道に添うて寄って、どちらも同じ事。よく聞き分け。近い所はそのまゝと言う。遠い所は道という心成ったら、近いさかいにどう、遠いさかいにどう、と言えん。道は、どれから見ても綺麗やなあ、これでこそ、と言うは、真実道。一寸どちらからどうしょ/\案じて居れば切りが無い。理立てゝ居れば切りが無い。万事の理に治めてくれ。いつになりてもほんになあ、と理を治めてくれ。さあ/\道があって一つ心寄って居る。道に添うて寄って、どちらも同じ事。よく聞き分け。近い所はそのまゝと言う。遠い所は道という心成ったら、近いさかいにどう、遠いさかいにどう、と言えん。道は、どれから見ても綺麗やなあ、これでこそ、と言うは、真実道。一寸どちらからどうしょ/\案じて居れば切りが無い。理立てゝ居れば切りが無い。万事の理に治めてくれ。いつになりてもほんになあ、と理を治めてくれ。

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