明治三十三年五月十三日
平野辰次郎四十五才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上一つ理を尋ねる。いかな事と思うやろ。さあさあどういう事であろう、どういう事やろ、尋ねる事情諭す。諭すからは、よう聞いて、たんのうさしてくれ。これまで/\どうなりと思うから、勤まったる。さあ身上迫り来いたる。一時ではない。なれど、どうむ大層。大層やが一つたんのうさすがよい。たんのうさせば心も休まる。心休まれば身も休まる。これまで尽した理は、重々末代の理に受け取りたる。後々どうなろうと思う。続く/\。尽した理は無にはならん。理は末代。又替わり/\楽しみ。身上切なみ、切なみから一時速やか暇が要る。そこでたんのう治め。こんな事と思わず、道ならこそと取らにゃならん。そら取り難くいなれど、道の理から取り直せば、取り直さる。道の理は重々受け取りたる。それよりたんのう。たんのうしてあゝと思えば、一寸心は楽々身は楽々。
本部より一名行く事願
さあ/\尋ねる処、一度の処に十分に一つたんのうさしてやるがよい。さあ/\尋ねる処、一度の処に十分に一つたんのうさしてやるがよい。