明治三十三年三月十四日
岩谷源治四十七才身上願
さあ/\だん/\事情以てだん/\の事情尋ねる処、余儀無く事情であろ/\。さあ/\又一つ第一、人というは、何人という。理の無い/\どうも事情という。理を諭すによって、よく聞き分けて、満足与えてくれ。成るという理、成らんという理、この理何とも諭し難くい。さあ十分々々と言えば、安心なものなれど、迫りた理は、どうも道筋というは、どんな理もあったやろ。その道筋よう/\通り、これからというは、身に掛かり、それ/\思うやろ。どうであろ。身上一つ/\あちらもこちらも事情を聞き分けて、見るまで言うまで。事情であろ/\。これまで半ばでという。あったら何の楽しみも無く、これまでどういう理も、年々通り来て、身上これではなあと思う。思うは道理であろ。なれど、道理なか/\迫りたる処、たんのう道理諭して、道という。道これまで通りた道は、十年も百年も同じ事。この理聞かして楽しまし、楽々という理、諭してくれ。さあなろまい/\。よう聞き分けて、何たる事と、必ず思わず、一つ理を治めてくれ。又一つ主に理を諭してくれ。末代という理は、前々諭したる。この理聞かして一つ楽々という理、諭してくれるよう。