明治三十三年十一月三日(陰暦九月十二日)
喜多治郎吉九州へ、板倉槌三郎東国へ青年桝井安松、春野喜市を連れて派出願(秋季大祭まで)

さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\所々皆それ/\にだん/\の道というものある。一つ道という。さあ/\敢て変わりた理も無い。何も言う事無い、何も思う事無い。たゞこの道というものは、心を以て先々説いて/\鮮やか諭してくれ。これはこれ澄んで/\澄み切らねば、遠い所には心というものいろ/\に沸いて、どうもならん。一つの道理にさえ事情持ち運び、一つ理を治めさす。何よの事も道というものは外に無い。たゞ一つである、と諭し置く。又先々の処、道の元という/\、何でも彼でも天然の道である。天然という、天然の心を持って。これを一つ諭して置こう。伝えてくれるよう。出越す所こうという所あるなら、何時なりと許そ/\。
明日からと言うて願
こうと思う所あれば、何時なりと許そ/\。こうと思う所あれば、何時なりと許そ/\。

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