明治三十三年十一月二日
土佐敬誠身上願
さあ/\だん/\事情以て尋ねる事情の理、幾重さしづ事情は、二度三度尋ね事情、一つの理に親々心という。いかな事情忘れられん。前々に留まる。皆々それ/\部下という、何程遠く遙々真実心運ぶ。成るという、成らんという。成っても成らいでもという。前々諭しある。めん/\心に治めてくれるよう。いかな事で、こんな事であろ。この道という、心一つで出ける。皆心一つが元という。容易な事で出来たものでない。中にどういうものであると思わず、為す一つの理を心治めてくれ。道という処は艱難苦労、こうのうの道理、しっかり受け取る。心、何故なる思わんよう。めん/\子を持って一つの道理を見よ。皆親子供憎い可愛、隔てあるか。成るという成らんという、この一つの理聞き分け。いつ/\までもいんねん無いよう。幾度経っても、万事理いつ/\までの心を治めくれるよう。
押して願
さあ/\尋ね返やす一つの理、これまで伝え、成らん事無理と言う。この理諭してある。一時こう心に治めくれにゃならん。こうせどうせという、無理という、この理聞き分けにゃならん。多くの中、聞き損いあってもどうもならんという。さあ/\尋ね返やす一つの理、これまで伝え、成らん事無理と言う。この理諭してある。一時こう心に治めくれにゃならん。こうせどうせという、無理という、この理聞き分けにゃならん。多くの中、聞き損いあってもどうもならんという。