明治三十三年六月三日
河原町分教会長深谷徳次郎妻タミツル二十八才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上に掛かれば事情尋ねる。身上に掛かれば、身上尋ねる。さあ身上という、いかな事であろうと思てはならん。身上に掛かれば、どういう処もこういう処も残らず、皆どういう事もこういう事も、日々にある。身上から尋ねる。尋ねるはさしづ。さしづはいつになっても事情変わらん/\。心に掛かればどうもならん。めん/\切なみ、又傍もどれだけ心病まにゃならんとも分からん。もしよの事あればならん、と早く聞き分けて、救けにゃならん、救からにゃならん。それは心にある/\。一つ道理から心に思わにゃならん。多く中もしもあったらと、どれだけ心掛かるとも分からん。どんと心取り直してみよ。大き事情、そこで多くなろまい。皆どんな事も守護ありて成るもの/\。すれば五本の指も同じ事。すれば多く扶け合いという心、よう聞き分け。身上切なみ尋ねたら、いつも変わらんと、それ/\これに準じて、心持ってくれ。身の処一時どうでもない。なれど、案じにゃならん。案じてはならん。さあ/\後という理があろ。これ一つ諭し置こう。
押して、役員の中の処成る成らん見分けて育てゝ行く処でありますか
さあ/\これよう尋ね返やすからは、又一つ諭し置かにゃならん。よう聞き分け。親という、親どうであろうという、今日の場合に迫る。後、小人案じると言う。道理から諭したら分かる。よく/\諭し合うて、一時早く救かるよう/\。親が難儀すれば子も難儀。この理諭し置く。さあ/\これよう尋ね返やすからは、又一つ諭し置かにゃならん。よう聞き分け。親という、親どうであろうという、今日の場合に迫る。後、小人案じると言う。道理から諭したら分かる。よく/\諭し合うて、一時早く救かるよう/\。親が難儀すれば子も難儀。この理諭し置く。

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