明治三十三年五月二十九日
土佐卯之助妻まさ身上願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上という、いつ/\身上という、心得ん/\と言う。又候々々いかな事と思う。身の処/\、どう思てもこう思てもなろまい。これまでの処、心に楽しみ早く諭してある/\。そこで何ぼう日経ぁたて/\、よう聞き分け。身の処不自由々々々あれば、どう思たてなろまい/\。そこで楽しみ諭したる/\。もうすうきりしたさしづやで。皆んな心に治め。治めたらまあ一寸と言う。何程どう言うたて、楽しみ諭し、容易ならん諭やで。これまで遠い所厭わず理に尽した理に、早く楽しみ諭したる理である。これ早く諭してくれ/\。
押して、本部の方にある事務所へすっきり来まして勤めさして貰うたら宜しきや
さあ/\身の処、身に不自由あれば、どちらどうしたてこちらどうしたて、傍々案じるような事では、楽しみと言えん/\。これまで道通り、年限通り、よう/\どちらへどうするも、こちらへこうするも、自由道付いたる。この事情治まったら、これより楽しみあろまい。もう一先ず/\心に思わんようなもの。身に不自由あったら、何ぼ思たてどうもなろまい。これだけ諭し置こう。さあ/\身の処、身に不自由あれば、どちらどうしたてこちらどうしたて、傍々案じるような事では、楽しみと言えん/\。これまで道通り、年限通り、よう/\どちらへどうするも、こちらへこうするも、自由道付いたる。この事情治まったら、これより楽しみあろまい。もう一先ず/\心に思わんようなもの。身に不自由あったら、何ぼ思たてどうもなろまい。これだけ諭し置こう。