明治三十三年二月十二日
桝井伊三郎、母きく、安松三人共身上によりその理に付願
さあ/\尋ねる事情/\、身に一つ心得んから尋ねる。尋ねば順序諭す。よく聞き分け。皆々順序よく聞き分けて、身に一つ堪えられん事情から尋ねる。このさしづ心に思い、一つ留めて万事日々働いてくれにゃならん。中の中多くの中、万事中、あちらから順序、こちらから順序、順序々々の道を諭し運ぶという。又一つ陰からこれだけ理を諭し置かにゃならん/\。心順序に遠慮気兼は無い。日々控えありては、日々取り次ぐと言えん/\。日々運ぶ事情というは、引き出して障り/\付けてある。心というは成程そうやなけにゃならんというは、身上直ぐと治まる。この理聞き分け。一つ後、これから一点筆を取って、よく聞き分け。さあ/\行く/\先々諭す事情数々ある。この順序難しいてならん。こゝにはこうせにゃならん何処はどうせにゃならんと、直ぐと運ぶが日々取次という。言い難くい事言うてはいかん、言うてはならん。それでは取次と言えん。遠慮気兼は要らん。心に控える。尋ねにゃならん。障り付く。刻限々々と言うて、毎夜々々諭したる。刻限出難くい諭し難くい。そこで取次事情に諭す。諭す事情、研究尋ね合い、諭し合い。埋む心いかん。心にあっても、よう諭せん理はどうもならん。よう聞き分け。日々の処に運び方胸につかえる、胸に障る。お腹が張る。この理一所へつかえて来れば、諭す事出来んようになる。よう聞き分け。刻限同様の話、同様のさしづやで。古い事知って居る。知って居ても、日々言えんというは、立って立たん理になる。よう聞き分け。万事心に許したる。取次多くある。人々ある。その中こうと言うたら、運びするが取次。あちら掛かり、こちら掛かり、世上一つ諭して明らか。ぢばというは、こういう事あったと、今に残りある。日々難儀不自由の中通り、暮らし掛けたる心知って居る。これ先々諭してくれにゃならん。これ第一もう何時変わるとも分からん。成ってから言うのやない。成らん先から諭し置く。前々から、あちら取り掛かりこちら取り掛かり、よう/\の中に未だ一つ/\、十分なる処治まり切ってない中に、十分治めて、ほんにこれでこそ、と、早くたんのう運んでくれ。三つの中一つの理は治まって、十分治まらん。そこで日々つかえ切ったる。これ十分たんのうさしてくれにゃならん。