明治二十一年十一月九日(陰暦十月六日)朝九時
上田ナラトメおこりに付願

さあ/\尋ねる処/\、縁談一条というものは理と理が分かる/\。さあ/\縁談一条というものは、これよう聞かねば分からん。心一つ話というは、前々に生れ更わりも、諭したる処/\、さあ/\一寸理が、さあ/\暫くの処々、身上一つには何にも不足無い。さあ/\暫く、さあ/\めん/\あちらへ行て、めん/\心に一ついかんという心いかん。さあ/\まあ/\暫くそのまゝにして、何とも無くば何にも分からん/\。いつ/\までも思やんは付くまい。さあ/\めん/\一つの心も定まるまい。又一つは神一条の道はめん/\も急くやない/\。めん/\も、神の道も分かろまい/\。一年経てば一つ分かる。又一年経てば又分かる/\。さあさあめん/\も何をしたのやなと言う。さあ/\、めん/\の内も治まり/\、又、これから一寸暫くは遊ばせ。さあ/\さあ/\暫くの間遊びに行てこうか/\。又一つ仕切りて一つの理、さあ/\暫くの処は、前々に一つ諭してある。心の理を治める、と、諭してある処/\、さあ/\縁談々々は十分の縁談である。さあ/\いつ/\までも/\心一つの理である。
同時上田ナライト共に大阪へ付添暇の願
さあ/\/\尋ねる処/\/\、さあ/\尋ねる処/\、一寸の気休め/\。世界の処/\、あちらへ遊びや/\。さあ/\長らえて/\、一日二日の間はあちらへ一寸、こちらへ一寸、長らえてやない。さあ/\これをよう聞いて置かねばならん/\。身上に不足あれば、何処へも行くやない/\/\。さあ/\/\尋ねる処/\/\、さあ/\尋ねる処/\、一寸の気休め/\。世界の処/\、あちらへ遊びや/\。さあ/\長らえて/\、一日二日の間はあちらへ一寸、こちらへ一寸、長らえてやない。さあ/\これをよう聞いて置かねばならん/\。身上に不足あれば、何処へも行くやない/\/\。

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