明治三十三年一月十一日
上田民蔵小人なをえ目の処願
さあ/\尋ねる事情/\、前々に事情、どうも一時事情成らん事情、まあ身の処そこえ/\十分と言えば十分。第一事情どうであろう尋ねる。まあ自由と思えば自由、身の自由精神改め/\。日々の処どういう事でこういう事と思うやない。もう一代の道やあろまい。二代事情、二代事情に小人こういう事と思う。思うやない。身の処これで安心と思えば、第一事情思う/\。よう聞き分け。多く子供、何人あれどこの子供。小人どうもならん思う。思うてはならん。一代やない、二代という。内内思う、又他に何と思う。こら思うやない。第一身の自由だけ/\。この理治め。身の自由与えにゃ、又無けにゃならん。成る事情成らん事情、道に諭す事情、理に治め。自由々々、身の処自由々々だけ/\。