明治三十三年一月四日(陰暦十二月四日)
橋本清の演説を筆記として発行の『天理教会の内幕』という雑誌その筋へ送りしに付、神道本局より一月六日までにその個条々々毎に答えして差し出すように申し来たり、就いては松村吉太郎、山中彦七上京出局の願

さあ/\尋ねる事情/\、何処からどういう事始め掛けるやら知れん/\。大き取れば大きに取れる。小さく取れば何もならん。年限から伝えたい/\。伝えたいなれど道理無い。未だ/\とんと道理分かり兼ねる。一寸思てみれば詰まらん奴や、詰まらん奴やと思う。何処から何処まで知らん者無いようになるは道である。この道始めようとて、なか/\通りた道やない。これまであちらで半分、こちらで一分すっきり分からん処がある。この道理埋もれ切ったる/\。どういう処からどういう事始めるやら知れん。そこで一つ怖わいと思えば怖わい。楽しみと思えば、何ぼの楽しみやら知れん。取りようでころりと理が違い、どうでも立てようと思えば、皆の精神一つ。怖わいと思えば怖わい。大き取れば何ぼうでも大きなる。大きなる道知らしてある。夜にも早う急いで出るがよい。心配は要らん。要らん心配してはならん。尋ねる事情に、弓という理諭す/\。弓という理、心に治めて行かにゃならん。多くの中、力無い者に力出そうと言うた処がならん。そこで多き処多く、万人の者に一つの力の理を以て防がにゃならん。一時に成ると思うな/\。どうで何たる事という理も諭したる。一日の日あると言うたる。楽しんで行けば楽しみ、よう心に治めて行かにゃならん。何とも無くば何とも無い。
今日から出立さして貰います
さあ/\行って来い/\。万事の処どういう処尋ねるやら分からん。尋ねたら心という理を以て、多く処いろ/\理以て防がにゃならん/\。無い道始め掛ける。怖わいような事は無い。怖わいような心で、末代という道通れん。百年先の道、今日始めるも同じ事。この心持って、臨機応変と諭したる。万人の中一人以て防ぐは神の力、神の理。さあ/\行って来い/\。万事の処どういう処尋ねるやら分からん。尋ねたら心という理を以て、多く処いろ/\理以て防がにゃならん/\。無い道始め掛ける。怖わいような事は無い。怖わいような心で、末代という道通れん。百年先の道、今日始めるも同じ事。この心持って、臨機応変と諭したる。万人の中一人以て防ぐは神の力、神の理。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です