明治三十二年十二月二十七日(陰暦十一月二十五日)
桝井安松二十三才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上に事情は、心得ん事情尋ねる。さあ/\何かの事も聞き分けにゃ分からん。幾度も同じ理諭す。よう聞き分け。道の中道の上年限相当年限相当聞き分け。万事の中に治め行くやろ。成らん中やないで/\。身の処諭する理聞き分け。人幾人あれば中という。誰それ人というは長らく理によって、中の中にも幾人の中、中の中一つ治め居るやろ。万事諭す理聞き分け/\。身に掛かりて来れば、成程という事だけでは、日々どんな事発しるやら、どんな日来るとも分からん。理に迫り切ったる。内も迫れば世界も迫るという理は、前々諭したる。身上良いかと思えば又尋ねる。前々諭したる。一人やない、二人やない、三人やない。年限相当扱う理万事働く。すれば許すと諭したる。前々刻限の理も治めたら治まる。治めなんだら治まらん。どうでもこうでも、それ道という理ありて理ある。道という理、順序治まり難ない。よう聞き分け。めん/\こうめん/\理に比べて取り計ろうてくれ。急ぐ/\。身上一寸掛かり、一寸聞く聞かする。長らえて道伝うたる。これ調べるが理。飛び入る飛び込むという理諭したる。めん/\心に切り換えてなりと、という精神なら、どんな働きもする。身に掛からねばよいというような事ではならん。上一つ事情聞き分け。あちらにも諭しこちらにも諭し、さしづ/\出てある。さしづ用いらずすれば、どうもならん。このさしづ聞き分け。さしづを棚へ載せてあるというような事ではどうもならんで。未だ/\艱難理何処にあるか聞き分け。皆、取次々々台として始め掛けたる理聞き分け。ほんに直筆という。どんな所へも飛び入るという。どんな事も道の上という定めてくれ/\。成らん者に頼まん/\。身の処案じる事要らん。どんな事も、聞いたら直ぐ/\という精神。飛び入るという、早く万事の処諭す。聞き遁し見遁しでは、道の上とは出け難ない。そこであちらへ一寸こちらへ一寸諭す。どうもならん。未だ棚の上載せてある間は見て居られるなれど、尻に敷くというようでは、何を思ての道か、何を聞いての道か、何を楽しんでの道か。さあ心に嵌まらにゃ尋ね返やせ。

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