明治三十二年十二月十四日
山沢為造小人マチ七八日以前より少々風邪の様に有之又為次三四日以前より同様にて今朝三時頃余程悪しく相成りしに付願

さあ/\尋ねる事情/\、小人々々身上、どういう事であろ思う処、何が違うやろ彼が違うやろうと言うは、言うまでゝあろ。前々事情、大層なる事情々々、長らく一つ事情、よう/\鮮やか。又小人どういう事であろ。小人の処案じる事要らん。案じる事要らんが、毎夜々々いつの度もさしづ、それ/\に知らしてある、皆中の中治まり、中々めん/\遠慮してはならん。人を以て遠慮してはならん。互い辞宜合いはそら無けにゃならん。道を始めた理に、人の遠慮気兼、人を恐れて居ては、尽して居る運んで居る理に添わん。よう聞き分け。大なる古い事情でも、それ/\聞いたゞけやない。見て知って居るやろ。こらどうこら言えん、一つ思い/\ではならん。道の上から立ったる言うては、誰に差し支える彼に差し支えるというようではならん。一度はよい、二度はよい。なれど、その日出てからどうもならん。そこで毎夜々々ちょい/\に理は諭したる。よう聞き分け。道のためならこそ、それそれ運んで、皆寄り合うて兄弟一つの理に成ったる。これを思い、言いたいけれど、言えん/\。度々重なると、余儀無く発散さゝんならんような事あってはならん。さしづはその場一寸放って置けば、随分放って置けるもの。なれど、日々差し詰まりたら、どうもならん。身上事情、一日の日に尋ねたら、こういう事ある、こういう事あった。そら放って置けん/\と談示もせにゃならん。これ尽し合いの真実と言う。まあ、あれだけの事言えんこれだけの事言えんと、心腹中に放って置いてはならん。日々理から寄ったる理が積もり/\たら、取り返やし出けん日ある。皆惣惣中に役々ある。明らかにするは神の道、神のさしづである。小人たる処一寸案じる。案じてはならん。どういう事あろうが、こういう事あろうが、万事の中に籠りある。よう聞き分け。人の事やさかいに言えん/\。それでは一寸道欠ける。人の理病んで神の理欠く。これ度重なりてから、どうもならん。よう聞き分けてくれ。

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