明治三十二年五月三十一日
前増野のおさしづよりだん/\本部役員協議の上城島分教会の事であろうとの事に付願(今分教会にては未だ会長定まらんに付、後任とすべき人はたゞ今にて三名あります。山田伊八郎は古き人なり、又加見兵四郎は講社多分あり余程道のため尽力のせる人なり、又峰畑為吉は副会長の名もあり教会に余程功ある人なり。目下取定めに心配致し居ります。この処願)

さあ/\尋ねる事情/\、いかなる事も万事尋ねにゃ分かろうまい。身の内障り付けたら尋ねる。尋ねたらさしづの理に及ぶ。さしづから協議を始めて、事情よう聞き分けてくれにゃならん。道理であろう。数々は言わん。道理を外せば切りの無きもの。道理に外れる理は無い。この道はどういう処から始まったか。値打ちあるだけは誰でも買う。なれど、年限の理、心の道が無くば、理は無いもの。今はどんな所あっても、元というは小さいもの。なれど、なか/\の理やで。元分からんようではならん。ぢば始めた一つの理を聞き分け。指を折って数えてみよ。何年後数えてみよ。二年や三年で成ったものやあろうまい。誰がどう彼がどう、めん/\勝手という理があってはならん。何ぼ賢こに生まれても、教えにゃ知りゃせん。聞かにゃ分からんで。どんな者でも、聞いて一つ、通りて年限重ねて一つの理という。何遍尋ねても分からせん。もう一遍協議をし直せ。向こにせいとは言わん。ぢばからこうと言えば、背く者はあろうまい。治まるものやろう。皆々協議をしてくれにゃ分かろうまい。
山田伊八郎教会長に定め度き儀願
さあ/\道というものは、一時に付いたものやない。一里届き二里届き、五里十里届き/\て道という。元や小さいものや。万事何かの処も、この心得を以て取り運んでくれ。さあ/\道というものは、一時に付いたものやない。一里届き二里届き、五里十里届き/\て道という。元や小さいものや。万事何かの処も、この心得を以て取り運んでくれ。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です