明治三十二年四月十四日
甲賀山田太右衞門四十六才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上心得んという理を尋ねる。身上というは、第一元々という、一つ一日の日を以て、これから順改めて、道というは余程長い/\、容易ならん理であろ。順序の理はこれから諭そう。よう聞き分け。これまで長らえて、ならん道という。人は何と言う。どう言うたて、この道心を以て通りたる。その心どうなりこうなり、これから楽しみの理。心という、身の心得ん順序どういう理、精神一つよう聞き分け。人間というは、身の内かしもの・かりもの、日に説く日に説く理、銘々も一つ理、聞き分けにゃならん。皆んな順序諭す。為す事情いんねん諭す。同じ人間生まれ更わり、前一つ、鮮やか分かろまい。中々通るはなか/\事情、身に不足あれば、案じあろう。折角こうしたのに、定めたゞ身上鮮やかならん。心身上案じずして、心楽しみ。身の不足中に、たんのう出けやしょまい。なれど、よう聞き分け。皆精神の子供々々救けたいが理、世上皆同じ神の子供、神の子世上皆理を見てたんのうすれば、前生いんねんのさんげ。まあこれだけと思えば、世上いんねんのさんげいと言う。皆世上見よ。あの身でありたらなあと、たんのう/\は真の誠、誠は受け取る。さあ身上案じる事要らんで。

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