明治三十二年二月二日夜
前に一同揃いの上願い出よとのおさしづに付、本部員残らず打ち揃い願い出おさしづ

さあ/\/\一人々々、さあ/\しっかり、心を鎮めて聞けよ/\。心鎮めて聞かにゃ分かり難ない。一人でもどうもあれこれ/\では、とんとどうもならん。何度何度の事情にも皆諭したる。皆揃うてという一つの理、何よの事も諭してと、これまでどれだけの理を諭しても隅から隅までの理が分からん。これまでどうなりこうなり、よう経ち来たが、別段変わりた話ではない。一手の話で伝えにゃならん。どれだけ諭しても、ほんのその時だけの心だけではどうもならん。一人も不足無く運ぶ事情、何よの事も一つになって順序運んでくれにゃならん。真ん中聞いて仕舞聞かず、初めだけではどうもならん。どういう事を尋ね掛けられるやら分からん。尋ね掛けられて、まち/\ではどうもならん。一時の処だん/\日々連れ戻る者に、遠い所遥々順序以て戻る。出て来る者に、これまでに諭したる。一人の者も十人の者も、隅から隅まで一つの心運ばにゃならん、という順序ある。一つの理なら、ほんにという思案という理空にある。まち/\ではどうもならん。この理しっかり聞き分け。難しい事を言うやなし、これまでの順序の道に、真ん中聞いても末聞いても、真実から聞けば分かる。たゞ一時というは分からん。万事一という、二という、三という、しっかりこの順序聞き取れ。何人の話、いつ聞いても変わらん。同じ事。世界一度に映る日があるで/\。あってから言うやない。それではどうもならん。先から言うて置く。これ一つ順序しっかり聞いてくれ。又夜々刻限話した処が、あちらこちら聞きさがし聞き噛りでは、どうもならん。一同集会をしょうやないか、した処が分からん。その時だけでは万事遅れる。一度諭した理、何度の理にも諭したる。取り決まりた処も鮮やかならん。日々別席と言うてして居る中に、おら違うてるというようではならん。一つに聞かさにゃならん。これまでの処、話して居る。万事難しいようで難しいない。すっきり改め。一二三という順序しっかり伝えてくれ。これだけの話やない。未だ伝えんならん順序数々ある。これだけ一時の仕切りとして、一点を打って了う。
さあ/\話し掛ける/\。どういう話、こうして今晩話し掛ける。皆それ/\一人一人話し、これまでの処、別席してる処、まあ説く処/\、あれもこれも、後や先後や先になりてならん。今晩実を定めて了う。何から定めよう/\、そうじゃなあそうじゃなあ。さあ/\このやしきから始める。人間始めた元のやしき、これは日日諭して居る。又人間始め親里々々、皆連れ帰る/\。初め又仕舞、中が後になってはどうもならん。順序定めて了う/\。説き諭す順序元なる話、元なる所/\、一代後々々々、この一つ元のやしきのため、立て替わる/\。なか/\以て後々の処、困難をさした。困難をさしたは言うまで。分からん間はそんなもの。その中の道困難をさした/\。子供まで困難であった/\。もう一人は暮れて、後へ残りてこれが台。長らえての道筋、子供々々皆道のためこうしたのや。第一という後やしきの理から始め掛ける。人間一条の道理神一条の道理、後先になってはどうもならん。困難の道から先、そうして、いよ/\こうなったという処、さあ/\困難が第一、又一つには、人間我が子までも寿命差し上げ、人を救けたは第一深きの理、これ第一説いて居る。説いて居る中に、救けて貰た人はまめで居る。救けて貰ただけで恩は知らん。年は何十何才諭して居る。今までは、たゞこういう理で救けたという理しか説かなんだ。我が子までの寿命まで差し上げて救けて貰た理は、すっきり知らん。何ぞ道のため尽した事があるか。理の諭しようで、道の理をころっと理が違うて了う。ほんに、救けて貰た効は無い。言わば、ほんの救け損のようなもの。我が子まで亡くなっても救けた人の心、これが天の理に適い、我が子までも差し上げて救けて貰た恩、分からん。世上から見て、何を言うぞいなあ、というようになる。人が誰それ、年が何十何才は言うまでやなあ。たすけ一条の台という、こら諭さにゃならん。遠く所やない。ほんの、そこからそこへや。救けて貰た恩を知らんような者を、話の台にしてはならん。あら何を言うぞいなあというようでは、大いに間違う。救けた心は天に適い、これは諭さにゃならん。何処の誰それ、何十何才、未だ存命で居るという。その者どれだけの道を尽したか、見れば、世界に尽す者一人もあらせん/\。さあ/\ふん/\、さあ/\それはそんならこうしょう/\、我が子いとい無くして救けて貰いたい、救けにゃならん。これは世界にもう一人もあるか。これは話さにゃならん。何処の誰それ幾つ何十、未だ存命までも/\という理は、決して諭さんがよかろ/\。さあ/\そういうものなら、たすけ一条の道理はこういう道理、実際の事諭さにゃならん。これまで説いた処、見たいなあ/\、見た処がその者何の尽し方も無く、何ぞいなあ、となった事なら、実が実に立たん。実が実に立たんとすれば、言わんがよかろ/\。未だ/\一つ、さあ/\あら/\の話々、これに準じてくれにゃならん。もうざっと代は三代、後は今の事情。四代という/\、やしきに住んだ一つの理、子供何人何にも不自由無き者であった。道についての困難不自由だけは諭してくれにゃならん。ほんにそうじゃ/\、道について困難だけは、ほんに可哀そうな日があった。何でも彼でも判然諭さにゃならん。この道筋、この道理を諭さにゃならん。もう代々替わりて、一寸四代目のようなもの。これまでの処経った。後々先々皆んな順序諭して、それからこうなってどうなって、この道という。何でも彼でも諭さにゃならん。そうかえ/\諭しましょう諭しましょう。一代はこう、次ぎ一代はこう。後一代はこう。何代後困難の道筋はこうであったと、年限の道というは、分かる者もあれば分からん者もある。分からん者に話するは、日々話の道筋という。さあ/\よう聞き分け。道筋の話/\、今という今から話し掛けたのやない、古き話にもしてある。日々諭す理にもあら/\諭す。何代後、困難事情は三代、男は男だけの理、女は女だけの理がある。子供は子供だけの理は、説いてくれにゃならんで/\。今一時の話は談じ合い/\、談示から理を組み立てゝ諭す。しっかり筆に尽してくれ。三十五年以来、困難の道知った者もあれば、すっきり知らぬ者もある。三代後々々々子供は困難の道であった。この道付けようとて、有る物は人にやったり、貰て貰い、人の中へ出られぬようになったのも、道のためになったのや程に、程に。よう聞き分けてくれ/\。それより話し、三十五年後より始め掛けた。何でも彼でも始めにゃならん。だん/\一寸始め出した。一人二人あちらからこちらから、ちょい/\心寄せ掛けたる。一時始め掛けた。それまで参詣も無く、日々事を運ぶという事一つも無かった。世界からあんな阿呆は無い。皆、人にやって了て、後どうするぞいなあ、と言われた日は何ぼ越したやら分からん。三十五年後、九月十月以来、道筋杖柱として理を始め掛けた。どうでもよいと思てはならん。間違いありてはならん。よう聞き分け。二十年以来は日々運ぶ者もありて、どうなりこうなり、よう/\多くなっただけで、皆んな詰まらんなあと言うたは、ふしという。ふしから一つ/\芽が出た。これから先/\の処、どんなふしがあるとも分からん。何ぼうふしがあっても、案じる事は要らん。杖柱残してある。又さしづする。人間の言葉と思てはならん。写し込んだる杖柱と思えば、何も案じる事は要らん。これ一つ諭して置かねば分かり難ない。さあ/\又一つこれまでというは、働き損には出けん。働き損にしてはならん。働けば働くだけ、一つ穏やかになったなあと喜ぶだけ、脇も言うてやらにゃならん。ようこそと言うて、言葉の満足さゝにゃならん。皆んな一つ鮮やかならん処、後心に楽しみも付けてやらにゃならん。肥するも同じ事、放って置いては植え流し、修理せんも同じ事と、一つの理に諭し置くから、皆々よう聞き分けて、一時に治めてくれにゃならん。これまで年限相応の楽しみは皆付けてある。楽しみの中に苦しみは、めんめん心の理、鏡やしきから打ち出す言葉は、天の言葉である程に。理を恐れず、あんな事言う、あんな事と思えば、あんな事になる。めん/\身上もあんな事になる程に/\。この一つの理を諭し置こう/\。

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