明治三十二年一月二十七日
桝井おさめ胸つかえせつのうなるに付願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上心得んという事情尋ねる/\。事情には一つ順序万事一つ理を諭し置こう。身上心得んから尋ねる。皆んな治まり無うても治めにゃならん。身上から楽しみ、どれだけ楽しみありて楽しもうと思えども、身上事情ありて楽しみなろうまい。心寄り合うて日々に苦になる。心取りようで楽しんで居れば楽しみ道ある。又中に身上から尋ねる。身上から尋ねてさしづ治まりた事情、将来心無くばならん。あちら身上掛かるこちら身上掛かる。掛かる事情から万事さしづ及ぶ。皆んなの添う中、誰彼々々言わん。皆添う中/\、世上には元というて皆んな連れ帰る/\理、この理聞いて居る。日々運び尽して居る/\。心という理を判然分かりて、分かりあって日々行い難くい。皆んな心という皆心という、そこで人々程無う戻る。人々揃た中/\、何でも彼でも一時諭さにゃならん理ある。どんな者もこんな者も分からん者あらせん。分かる中に分からん理ある。その中何人揃て何人揃わんという事ではならん。揃た中でなくばならん。そこで筆に取りてはある。何人聞いたばかりでは、又聞き違いありてはならん。どういうさしづあった、こういうさしづあった。言うたばかりではならん。理に染まらねば遂に淡うなる理でならん。淡うなるからそも/\理始まる。その理早く取り締まりて貰いたい。これだけ諭したら、身上からの事情尋ねたら、こういうさしづありたと将来治まらにゃならん。ほんにそうと、その場切りではどうもならん。これだけ諭し置こう。尋ねる事情は案じる事要らん。案じた分にはならんで。

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