明治三十一年十一月十二日
永井藤平三十二才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上に一つ心得んという事情尋ねる/\。事情にはいかなる事もどういう事も、しいかり聞き取りて、心に治め。どういう事、身上障り一つ理が治まれば、身の障り直ぐと治まる。さあいかな道長らえて道である。長らえて道である。一日の日以て何でもという、治まりた理というは、一日からこの道は心だけの道でありて/\、心は難しい。なれど難しいようななれど、難しい事はない。何でもない。人間一代切りと思えば、何でもない。この道末代という。末代という理心に治めてみよ。この心一寸治まり難くい。さあ、この道何年経てど、だんだん一つに治めて見せる。治めるは天理という理はっちゃ無い。遙か心治めてみよ。先世界皆理がある。どんな事もある。他人の事思うやない。遙か心持って、日々楽しみという心治めてみよ。

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