明治三十一年六月七日
大浦伝七長男武治郎十七才身上願
さあ/\尋ねる事情、さあ/\内々に事情なあ、どうも心得んと思うやろ。さあさあ長い間であろ/\。さあ/\これまでどんな道通りた事であろ/\。後々の事情年限数えて見れば、年限内々どういう事であったと言うやろ。内々若き事情に一つ事情どうも心得んと思う。身上事情あれば何たると思う。何したんという処、通りたであろ。一つまあ/\通りて来た年限処から、一つ一寸事情あろ。又一つ内々身の障り、何が違うという、日々であろ。よう聞き分け。皆んなそれ/\先々いんねん諭す。いんねん諭せば、又内々知らず間の事情調べて、一つ事情成程と事情治まれば、又身上治まる。よう聞き分け。内々事情諭す事情から思わにゃならん。これよく聞き分けてくれ。