明治三十一年十月十四日
東分教会治め方に付、山沢為造、永尾楢次郎出張中の処永尾帰部の上整理上に付願

さあ/\だん/\事情々々、尋ねる/\幾重尋ねる、だん/\尋ねる/\。事情この事情どちらどうとも言えん。先々言えん。どうも/\ならん。事情重なる時々順序にも諭したる。長い一寸年限四五年、何とも聞くに聞かれん道を通り、今日一時大変どうせにゃならん、こうせにゃならん、もう諭すに諭する理は無い。なれども、たゞ一つ道の治まる理、よう治まる理は無い。道の無い道を付けたる。容易なる事情でない。尋ねる一寸順序始め、順序の理がある。世界の元に順序理が無かって一人一つ、崖路剣の中通り抜けたるよう一つ分かる。世上仇の中誠一つの理を以て道を通りよう/\という。この道あちらこちらの道を拵え、道の錆という。曇り容易に晴れん。初め一つ台始め。生涯末代の中曇り付き、踏み被り/\一つの心から付けた道じゃない。人の付けた道はいつまでも通るに通られん。世上は万筋の道、未だ仮の道、この道一条の道、元々一つに歩み/\、間違い重々取り違いあって一つさんげ。一つの理道の治め数々二三年こう互いこう、三点の中一つも許すという理は無い。兄という理に諭し、ほんに今まで間違ってあった。軽いと思う理が重い。丹精尽せど聞きよう取りようで間違う。皆一列世界元も子も無き、その一つ心を見分け。ほんにそうという真の心治まらねば、何遍でも同じ事、これ一つ諭し置く。

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