明治三十一年七月三十日
堀内菊松二十八才身上願

さあ/\身の処/\、尋ねる事情、さあ/\身の処、どうもこれ尋ねる事情には、皆んな一つ/\理は、前々より順序という理ある。一度二度三度という理は、よう聞き分けさゝにゃならん。同じ兄弟/\/\親切無けにゃならん。又内々親切は別のもの。退くに退けん、切るに切れん。よう聞き分け。どういう事こういう事、世界にする事も内々する事も、善い事悪い事皆分かる。そこで聞き分け。身上変わり/\/\良いかというは又この理。兄弟々々又親という。この順序聞き分け。何処がどうなる、別段どうとない/\。事情心にあれば世界にある。心にあれば世界にある。この理は一寸分からん。この理立て替え。ほんに道やなあ。心に理があれば世界にある。これからという、この理聞き分け。順序心にあれば世界ある。この理聞き分けさせ。
押して
さあ/\尋ねる事情/\、尋ねる理はまあ万事の処はそれ/\心にある。所と言えば所、こうして立ち越せば処、なあ思う処、後々はいつ/\までも又変わりて/\この諭し置こう。さあ/\尋ねる事情/\、尋ねる理はまあ万事の処はそれ/\心にある。所と言えば所、こうして立ち越せば処、なあ思う処、後々はいつ/\までも又変わりて/\この諭し置こう。
又押して
さあ/\尋ねる処/\、働くは働く。日々の処、日々働いて居る中や。働くは働くだけ安心さゝにゃならん。よう聞き分け。心というものは、先の案じ無くば楽しみ。案じありては道の順序と言えようまい。あちらと言えばこちら心に掛からん。よう心に掛かりては、楽しみは楽しみにならん。心に掛からんようするがよい。この理聞き分けにゃならん。さあ/\尋ねる処/\、働くは働く。日々の処、日々働いて居る中や。働くは働くだけ安心さゝにゃならん。よう聞き分け。心というものは、先の案じ無くば楽しみ。案じありては道の順序と言えようまい。あちらと言えばこちら心に掛からん。よう心に掛かりては、楽しみは楽しみにならん。心に掛からんようするがよい。この理聞き分けにゃならん。

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