明治三十一年七月二十八日
学校設置の願
さあ/\尋ねる事情/\、どうも一時の処は、どうも一時の処はだん/\尋ねる処、これ一時に許そうという、一つの理はどうも計り難ない。時日の理を聞き分けて、諭す理は心に委せ置こう。一時そんなら直ぐと設けと言えば勇むやろう。なれど元元通りた理聞き分けみよ。何も無い処からどうなりこうなり、あれこれどんな年もあった。どうもならん処から、ほんの気休めを付けてある。心に治めて今日の日、良き日ばかり物見見物のような心ではいかん。それでは将来の理治まるか治まらんか。そんならどうしたらよかろうと思う。ほんの仮名な理から諭そう。生まれ出し生まれ更わりの理まで、だん/\諭したる。一時の処事情がならんと言えば、一時心の休めは出けようまい。これも一つ話にして置かにゃならん。どうもならんから、世上には、この道一時の処、今日の日遁れられんと言えば遁れられん。どんな辺所へ出たとて、自分一つやろうという心あれば、鮮やかなもの。一時そんならと言うて許したら、これまで年限の理が薄うなる。これが残念。今日の日どんならんと言えば尋ねる、話し諭す理、皆んなそれ/\所々には辻々があるようなもの。道先々龍頭出けたようなもの。一時願うた処がこういう理であった、と諭さにゃならん。これまでこうしたのに、許し無いためこうなったと言えば、一時心が治まろまい。一時細々の理、ほんの応法の心を以てすれば、皆んな心に道理という。一時道理として許し置こう、許してやろう。